noji『焦がれて焦がして(3)』ネタバレ感想｜幼なじみカプのもとに叔父さんがやってきて

2025年6月29日2025年6月30日

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Kindle Unlimitedで読んで一気に引き込まれたnoji先生の『焦がれて焦がして』、3巻が出ました〜！

2巻が2022年5月発売だったので3年越しの新刊みたいです。続いてくれてて嬉しい……！

今回も主役カプ悠次×総一はいっそ初々しいくらいラブい上に、サブカプの倉鹿野×猫原にも進展が……！？

本記事は『焦がれて焦がして』3巻のネタバレを含む感想です。
ネタバレを避けたい方はご注意くださいませ！

『焦がれて焦がして(3)』こんなワードが刺さる人におすすめ！

#幼なじみ
 #同い年
 #同居生活
 #黒髪受け
 #サラリーマン
 #茶髪攻め
 #料理人
 #サブカプあり

幼なじみから将来を誓い合ったパートナーになった2人のお話です。

攻めの悠次が雰囲気のすごくいいレストランのオーナーシェフで、彼の人柄はもちろん周りの人々やお料理描写もナチュラルでほんわかしててすごく癒されます！

『焦がれて焦がして(3)』書誌情報

著者	noji
レーベル	POE BACKS BABY COMICS
出版社	ふゅーじょんぷろだくと
発売日	2025年7月10日

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私は『焦がれて焦がして(1)(2)』をKindle Unlimitedで読み放題で読みました！
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『焦がれて焦がして(3)』カップリング

古山悠次（ふるやまゆうじ）…レストラン「プレール」のシェフ。茶髪パーマ垂れ目のたぬき系。店の2階で幼なじみ・現恋人の総一と暮らしている。

常川総一（つねかわそういち）…頑張りすぎの気があるサラリーマン。黒髪細身細目のきつね系。悠次との関係を知っている後輩の猫原から恋愛相談を受けている。

『焦がれて焦がして(3)』超個人的レビュー！

ストーリー
絵
エロス
ナイス叔父さん！！

「恋人のお父さんやおじさんに会って、その容姿から恋人の何十年か後を想像して悶える」片割れってたまらんですよね……！！
壮年〜老年になるまでずっと一緒にいる気満々ってことじゃないスかぁ、自分の人生設計に相方としてガッチリ組み込んでる愛情に深く胸打たれるわけですよ。

んで悠次の叔父さんの豊さんがこれまた良い人で！
2人の仲を知ってるけど余計なことは言わず、悠次の幸せを喜んでくれるイケオジ。サンドイッチは叔父さんのほうが上手いというオチも好き。

生活リズムが基本的に違ってセッセの頻度が低め？の悠次と総一ですが、叔父さんを送っていって久しぶりに2人きりになって盛り上がるシーンは大層えっちでした。

ちょっと乱暴な悠次がめっちゃオス味溢れててすばらしい……！

『焦がれて焦がして(3)』あらすじ

幼なじみから相思相愛の恋人になり一緒に暮らし始めた悠次と総一は、職場のスタッフや後輩に囲まれ忙しいながらも充実した毎日を送っていた。

深夜にレストランの営業を終えて朝方眠る生活の悠次と、一般的なサラリーマンの生活を送る総一は元々生活リズムがすれ違いがちだけど、お互いを思いやる2人は話し合っていちゃいちゃすれば大丈夫。

そんな中、ある日悠次がデパートで財布を拾ってあげた人物は、総一の後輩・猫原から色々相談を受けて話を聞いていた倉鹿野で――！

ひたすら雪かきした後はきなこ餅を食べたり、悠次の叔父さんが泊まりにきたり、なんてことない日が幸せな第3巻。

『焦がれて焦がして(3)』ネタバレ感想

悠次×総一のカプは変わらずラブくて微笑ましく、周りの人々も個性豊かであったかい世界。

私は悠次のレストランプレールのスタッフさんたちが好きで、特に戸井風子さんと暮らしてる鷺さんがカッコよくて好きなんです！
レズビアンのキャラが登場すること自体が、女性の同性愛が透明化されていなくて嬉しい。

今回はプレールのバイトを卒業した沼亀くん（プロファゴット奏者）も再登場！
植物好きの鴨川くんも相変わらずで皆キャラが立っててにぎやか。

総一側の猫原くんと倉鹿野さんもだけど、脇を固めるキャラが魅力的だから作品に深みが出てると思います（何様）

メインキャラの悠次と総一は、何といっても幼なじみというのが最強ストロングポイント！！！

関係の長さ故に「事後にリトル悠次が出てきていたたまれなくなる」という事故も起こるけど、生まれた時から一緒にいた人と今も幸せに暮らしてるってめっちゃ贅沢なことじゃないですか？？

今回は悠次が以前叔父さんに「総一のことが好きだ」とカミングアウトしていたことが判明し、今は恋人同士であるということも伝えました。

叔父さんは穏やかに受け止めてくれたけど、今後2人の家族にもただの友達同士のルームシェアじゃないよって2人の関係を伝えることになるんだろうな～と思います。
たぶん両家の家族は受け入れてくれるとは思うけど、言うほうは決死の覚悟ですよね。お母さん同士はなんとなく勘づいてそうな描写もあったし。

なんとか誰も不幸にならないお話であってほしいと願います……。

んでサブカプの猫原くんと倉鹿野さんはというと、倉鹿野さんのキャラがいい。

自分BL漫画であっちもこっちも男同士でくっつくんかい！みたいな展開は萎えがちなんですけど、このカプに関しては出会いが偶然だし、ゆっくり関係育んでるしでそこまで違和感なく読めました。

悠次と倉鹿野さんでデパートのエレベーターを何回も見送るシーンは、2人が心底善人なんだなぁとほっこり。