BLアワードの結果をチェックしてたら、とても面白そうな作品だったので即買いしました『能美先輩の弁明』。
哲学のことはよく分かりませんが、「なんかカッコいい……」的な認識で全然読めるのでご安心を!
思ってもみなかった人が、実は魂の片割れなのかもしれないと思える正反対な2人のカプです。
本記事は『能美先輩の弁明』のネタバレを含む感想です。
未読の方はご注意くださいませ!
『能美先輩の弁明』こんなワードが刺さる人におすすめ!
#大学生
#哲学科
#後輩×先輩
#年上受け
#年下攻め
#ダメ男
#ピンク髪受け
#黒髪攻め
普通なら仲良くなりそうもない、タイプの違う大学生の後輩×先輩カプです。
ちゃらちゃらしたギャンブル大好きヒモ男と、学問もサークルも真面目に取り組むクールくんの唯一の共通項が哲学ってのがアツい!
『能美先輩の弁明』書誌情報
著者 | 大麦こあら |
レーベル | 光文社 BL COMICS Vinyl |
出版社 | 光文社 |
発売日 | 2024年10月15日 |
\電子書籍で今すぐ読む!/
電子書籍は紙の本より腐趣味がバレにくい上に、キャンペーンでお得に読めるんです!
しかし電子書籍サービスってたくさんありすぎて迷いますよね。
私が実際に試してみて一番おすすめのサービスを、以下の記事で紹介しています!

ちなみに、電子書籍サービス9社を実際に利用・比較した私の結論は、「ebookjapan」!
何といっても「初回ログインで6回使える70%オフクーポンがもらえる」などのお得なキャンペーンが最大のメリットです。
1回限りでなく、6回も使えるクーポンならたくさんのBL作品をお得に読めますよ。
ebookjapanで賢くオタ活を楽しみましょう!→ebookjapan
『能美先輩の弁明』カップリング
丹瑛人(たんえいと)…大学1年生。哲学科在籍。将来は教授を目指すほど熱心な学生。ゲイということをオープンにしている。
×
能美正孝(のうみまさたか)…大学3年生。哲学科在籍。実は優秀で熱意も秘めているのにギャンブルに明け暮れるダメ学生。
丹瑛人(たんえいと)…大学1年生。哲学科在籍。将来は教授を目指すほど熱心な学生。ゲイということをオープンにしている。
×
能美正孝(のうみまさたか)…大学3年生。哲学科在籍。実は優秀で熱意も秘めているのにギャンブルに明け暮れるダメ学生。
『能美先輩の弁明』超個人的レビュー!
ストーリー | |
絵 | |
エロス | |
テーマが好き!文学部の思い出が蘇る |
ストーリーは「たぶんリアルなんだろうな」と感じる哲学科学生ライフが垣間見えておもしろく、絵も繊細で綺麗です!
いわゆる身体の関係から始まる系で、えっちシーンは結構あります。
後日談の独占欲丸出しえっちがエロすぎです!

超個人的なんですけど、私も文学部だったので(哲学科じゃないけど)、少人数で一つのテキストについて向き合ってるのとか懐かしくて!
丹くんも能美先輩も難しい本を読み込んでて、私ももっと本を読んでおけばよかったなという後悔も……。
『能美先輩の弁明』あらすじ
哲学科3年の能美は久しぶりに大学に来たところ、目をかけてもらっている白川教授から読書会に誘われる。
そこで出会ったのは1年生ながら読書会に参加する真面目イケメン・丹。
後日図書館で顔を合わせた丹を能美はパチスロから飲みへと連れ回し、最低の口説き方でラブホへ誘う。
2人はそのままセフレ関係になるも、丹の態度は相変わらずクールで本音が見えない。
それでも家に泊めてくれたり、サークルの飲み会より能美を優先したりと少しずつ距離が縮まっているように思えた。
ある日、能美と丹は哲学科の院生・葉山がイギリスから帰ってくるところに出くわす。
「自分も同性愛者だ」という葉山と丹は意気投合。
丹が大学に姿を見せず、丸3日連絡がつかなくなった能美が心配してアパートへ見舞いに行くと、そこには葉山がいて――?
『能美先輩の弁明』ネタバレ感想
初っ端から能美のクズムーブ連発で「これ読めるかな?」と思ったけど、いや~よかった……! 素晴らしいストーリーです。
特によかったのが魂の片割れの話。
「昔、人は2人で一つで、神様を怒らせたから1人ずつに分けられた」みたいな話をどこかで読んだだけで詳しくは知らなかったんですが、プラトンの『饗宴』で語られるテーマだそう。
原始時代の人間は男と女と男女(両性具有)の三種があり、それらはいずれも背中合わせで二体一身(男男、女女、男女)だった。
彼らは力も気概も強く神々に挑戦したので、ゼウスによって半分に切られ、顔の向きも反対にされた、その切断面の絞り痕(あと)がヘソである。
こうして半身としての我々人間は互いに求め合うようになり、そのかつての完全体に対する憧憬と追求がエロースと呼ばれているものである。
饗宴 – Wikipedia
丹「俺は俺の魂の片割れを探してるんです」
葉山「どこかにいる自分の半身を見つけたかったからなんだ」
作中で丹と葉山がこのように発言しています。



同性愛者も異性愛者も区別しない考え方だから、ゲイであることを自覚している丹と葉山も惹かれたのかな。
丹くんが最初に能美先輩に惹かれたきっかけが、記名のない論文を読んでってのも好きです!!
外見とかじゃなくて、自分の一番コアな部分である考え方に魅力を感じるってのがいい!!
そんな丹くんは紆余曲折あり、能美先輩とお互いに「ひとつになりたい」と思うほど心を通わせることができました……!
能美くんは兄へのコンプレックスで真面目に勉強することを避けていたけど、ひたむきな丹くんがそばにいればいい方に転がると思うんだよね。
2人が院生になった続編とかめっちゃ読みたいです!



名古屋出身の丹くん、かの有名な「つけてみそかけてみそ」を目玉焼きにかけてて笑いましたww目玉焼きにかけたことはなかったな……今度試そう。
あと、巻末の付録「光文社古典新訳文庫×光文社 BL COMICS」のリーフレットがとても興味深かったです!
タイトル元ネタの『ソクラテスの弁明』や作中に出てきた『饗宴』、光文社古典新訳文庫の中で同性愛要素のある作品が紹介されていて、読みたい本が増えました。
\電子書籍で今すぐ読む!/
電子書籍は紙の本より腐趣味がバレにくい上に、キャンペーンでお得に読めるんです!
しかし電子書籍サービスってたくさんありすぎて迷いますよね。
私が実際に試してみて一番おすすめのサービスを、以下の記事で紹介しています!


ちなみに、電子書籍サービス9社を実際に利用・比較した私の結論は、「ebookjapan」!
何といっても「初回ログインで6回使える70%オフクーポンがもらえる」などのお得なキャンペーンが最大のメリットです。
1回限りでなく、6回も使えるクーポンならたくさんのBL作品をお得に読めますよ。
ebookjapanで賢くオタ活を楽しみましょう!→ebookjapan


コメント