日高ショーコ『憂鬱な朝(2)』ネタバレ感想|ついに動き出した暁人と桂木の関係は

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憂鬱な朝2巻のネタバレを含む感想です

2巻の見どころは、やっぱり森山邸での豪華な夜会!
日高先生の美麗な絵で描かれる明治の貴族のパーティーは夢のようです。

桂木と暁人は、ついに始まった取り引きという名の歪な関係に昼から耽っていて……

本記事は『憂鬱な朝』2巻のネタバレを含む感想です。
未読の方はご注意くださいませ!

目次

『憂鬱な朝(2)』こんなワードが刺さる人におすすめ!

#明治時代
#上流階級
#主従
#黒髪受け
#年下攻め
#年の差
#時代物
#執着
#ふんどし

黒髪受け好きとしては、夜会で高之兄にシメられて前髪がはらりと乱れている桂木は絶品ですのでぜひ!

それはそうとして、燕尾服の下がふんどしって最高にえろいですね??

『憂鬱な朝(2)』書誌情報

著者日高ショーコ
レーベルCHARA COMICS
出版社徳間書店
発売日2010年7月10日

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『憂鬱な朝(2)』カップリング

久世暁人…17~18歳。学院の高等部に通う学生子爵。望みは「桂木と並んで一緒に歩くこと」

×

桂木智之…28~29歳。久世家家令。「全てを久世家に捧げろ」との先代の命令に縛られ続けている。

久世暁人…17~18歳。学院の高等部に通う学生子爵。望みは「桂木と並んで一緒に歩くこと」

×

桂木智之…28~29歳。久世家家令。「全てを久世家に捧げろ」との先代の命令に縛られ続けている。

『憂鬱な朝(2)』超個人的レビュー!

ストーリー
エロス
燕尾服!燕尾服!

「取り引き」が本格的に始まり、学校をサボって連日耽る暁人と桂木のエロさと言ったら……!

後半は夜会の様子が描かれ、前髪を上げて燕尾服に身を包んだ2人がたっぷりで眼福(ただし会話の内容はめっちゃシリアス)

『憂鬱な朝(2)』ネタバレ感想

2巻は幼桂木と久世家先代・暁直の回想から始まります。

中等部桂木の髪型どストライクなんですけど!
めっちゃ可愛いぼっちゃんですやん……!

…まあ 数字に強いのは桂木家の血筋だな お前の祖父も(中略)その才をお前は間違いなく受け継いでいるということだ
全てが分かってから読むと、桂木の本当の出自を知らないはずの暁直が真実を見抜いているのが恐ろしいシーンですね。

家を継ぐのは「直系の血」であるべきだ
暁直は桂木の父母を桂木高正と自分の従姉妹と思っているので(この時点では)、桂木は久世家の血を継いでいるけれど直系ではないことが玉に瑕(だけど彼の思想的には決定的な瑕)で、そこにやっと自分の息子という文句のない直系が生まれたため、桂木に久世家を継がせる気はなくなってしまいました。

(先代と桂木の決定的な決別は、先代が桂木の畜生届の存在を知る時なので、この時は万一の場合のスペアくらいの扱いで使用人としての扱いは受けていない?)

先代の一挙手一投足に敏感な幼桂木。
こんなに気に入られようと必死に勉強して努力しているのに、きくから知らされるのは「今朝方お世継ぎがお生まれになった」という残酷な知らせです。

直接知らせてもくれない暁直さんよぉ……ひどすぎるとは思わんかね

そして夢から覚めた現在の桂木の隣には、そのお世継ぎが裸で眠っています。
桂木と取り引きという名の関係を始めてからの暁人は、学校もサボって爛れた生活を送っている模様。

昼から書斎で二人っきりでイチャイチャ……

桂木の「全く!」って怒り方と表情がもう……完全にほだされかかってますやん!

昔の話を持ち出されてイラついた暁人は、桂木をひん剥いて書斎のソファで始めてしまいます。

暁人様はすぐ乳首をお吸いになりますね!

その頃、学校を休んでいる暁人を心配した石崎は、果物店で偶然会った桂木兄と車で久世邸へ向かっていました。

久世邸では事後身を清める桂木。そんな顔して下着はふんどしというギャップ……(西洋風の下着が普及するのは大正後期からだそう)

桂木家の自動車に送られてきた石崎を迎えるのは、先程まで御当主に抱かれていたとは思えないピシッとした桂木です。
暁人の桂木への激重感情を知っている石崎は、桂木に暁人をどうするつもりなのか直球で訊きます

「久世の気持ちを利用しているだけか!」と責められた時に感情をあらわにしてしまった桂木は、自分も罪悪感を感じている痛いところを突かれて感情的になって揺れてる感じがとても良いですね……

暁人様への感情が生まれていなかったら冷血漢のままでいられたのに……

しかも桂木は暁人がばっちり聞いているにもかかわらず、「近日中に御婚約して頂く」つもりであることを石崎に明かします。

学校に行くようになっても、暁人の最大の関心事は桂木で、今度は森山邸で開かれる夜会に桂木と一緒に行きたいと言い出します。

暁人が侯爵夫人に会ったと聞いた時の桂木の何とも言えない表情…

せっかく礼服をあつらえても夜会に行く気はない&暁人に効くと分かっていて「旦那様」攻撃をくり出す桂木に思わず声を荒らげる暁人。
すかさず「僕の婚約者はもう決まっているのか?」と反撃。
全て久世家のためだ」は自分で自分を縛るような2人にとっての呪いの言葉ですね……。

そしてうさんくさいを絵に描いたような男、雨宮林三郎が帰ってきます。

桂木を幼い頃から知っていて、智之様シンパな雨宮だいすきです!!
最初は「雨宮さん」呼びだったのが「雨宮」になり、当主候補だった頃の関係性に戻るの痺れる~~

19歳桂木と若雨宮の回想シーン。
暁人に会う前のこの頃の桂木は、どうやって自分が久世家を継ぐかを虎視眈々と考えていたのでしょう

ベラベラと暁人のことを好き放題言う雨宮。
雨宮としては、今も桂木は暁人を追いやって自分が当主に収まる算段だろうと思っていたのに、桂木は意外にも暁人のために怒ります。

暁人のことを他人にとやかく言われたくないのは、7年間育ててきたという自負もあり、暁人という個人を尊重しているからでもあり。

そしていよいよ森山侯爵家で夜会が開かれる晩。
前髪上げた暁人と桂木はもう…カッコよすぎて…日高先生ありがとうございます…!!

パーティーには妙齢のご令嬢がたくさんおり、暁人も桂木もすぐに囲まれます。
久世家のためには暁人を結婚させなければならないと理性では分かっているのに、始めてしまった取り引きのせいで揺らぐ桂木。

もう完全に”愛”じゃん…

廊下で前髪垂らして煩悶してたら、桂木家の長男さんが来ちゃったじゃないですか!

20年ぶりの再会ですが、桂木の格下発言が高之兄の家格コンプレックスに火をつけます

高之兄に締め上げられた桂木の色気よ……

パーティー会場の方では、公卿のお姫様方に囲まれていた暁人に森山侯爵夫人が何やらお話がある様子。
お姫様を「おひいさま」って読むの、時代がかってて好きです~~!!

暁人様 今すぐにでも桂木を久世家より出す気はなくて?
嘉代子さまのこの言葉と、雨宮が今後の久世家家令として戻ってきたこともあり、2巻の段階では桂木って暁人から離れて遠いどこかに行ってしまう可能性も考えられたんですね……。

さて桂木家の兄弟喧嘩はヒートアップ。
高之兄は桂木が父(高正)の血も久世本家の出の母の血も引いていない、桂木とも久世とも関係のない「どこぞの子ども」と思っている様子です。

高之兄の暴行現場に駆けつけた暁人は、「分をわきまえろ」と子爵然とした振る舞いで対抗します。
暁人って、「この場にいるのはほぼ有爵者~~」とか「石崎に頼んで銀行潰すぞ」など、頭も口も回るし、本人の気性と違って権力者側の冷徹な振る舞いがちゃんとできる子なんですよ。

それは桂木の教育ももちろんですけど、彼の背中だけをずっと見てきたからだと思うんですよな~

帰りの馬車での暁人の本心からの言葉も、頑なな桂木には届かず、「それ今せなあかんか?」というお見合いの話とかしちゃって……、こんなに桂木のことしか見てないのにお可哀想な暁人さま……!

この頃の2人を見てると幸せカプになれるとは思えないっす

屋敷に帰ってきたらベッドに直行です!
相変わらず受け入れるだけの桂木ですが、先ほどの暁人の言葉を思い出しちゃうくらい、ちゃんと心の奥には響いてるよ!がんばれ暁人!

『憂鬱な朝(2)』の個人的推しポイント

『憂鬱な朝』2巻で個人的にもだえたポイントをまとめました。

1.謎が深まる桂木の出生の秘密

今のところ皆さん以下のように考えてる?

久世家の人々、世間(雨宮もここ?)父:桂木高正、母:その正妻(久世家先代の従姉妹)
元女中頭きく父:久世の先々代、母:その妾
高之兄父:?、母:?

ここから何度かどんでん返しがあるのですが、その度に驚かされます!

2.暁人の若さ故の激情

何日も学校休んで朝寝しちゃうほど暁人様やりたい放題じゃないですかぁ!

2巻のえっちシーンは序盤と終盤の2回ですが、特にラスト!

桂木のモノローグは「熱い…」としか描かれていませんが、本人も気づいていない愛しいとか大好きとかが胸をよぎってるはず!だよね!?
でもそれを言葉にできない、もしかしたら自覚すらできてないかもしれない桂木。そんな顔して情緒が赤ちゃんで卑怯

今さらタイトルについて安直に考えると、

  • 毎朝、必ず桂木の方が先に起きる→こんな状況良くない……と我に返る=憂鬱な朝
  • 暁人にとっては、起きたら隣に桂木がいない→寂しい=憂鬱な朝

という感じになるのかしら……。

3.桂木が雨宮に見せる顔

桂木と雨宮は将来の主人候補と従者候補として出会っているので、素になると見える桂木の偉そうな顔が大好物!

私が日高先生の絵で一番好きなのが、「ちょっと顎を前に出した偉そうな表情の男性」なので、もう本領発揮って感じでニヤニヤしちゃいます。

著者日高ショーコ
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発売日2010年7月10日

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