ユノイチカ『夜明けの唄(4)』ネタバレ感想｜アルトは実はーー

『夜明けの唄』4巻では、ずっと謎だったアルトの癒しの力の理由が明らかになりました！
エルヴァは幼いころのトラウマに落としどころを見つけて、アルトとの関係を進めようとしますがーー

本記事は『夜明けの唄』4巻のネタバレを含む感想です。
未読の方はご注意くださいませ！

『夜明けの唄(4)』こんなワードが刺さる人におすすめ！

#年下攻め
#ワンコ攻め
#巫子
#ファンタジー
#体格差
#展開がじっくり

やっと結ばれそうになるも、おあずけを食らうアルト。まさにワンコ攻め。

『夜明けの唄(4)』書誌情報

著者	ユノイチカ
レーベル	from RED
出版社	シュークリーム
発売日	2023年8月15日

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『夜明けの唄(4)』カップリング

アルト（アルトノウル）…18歳。エルヴァの従者。実は○○と人間のハーフ。

×

エルヴァ…26歳（16,17歳の外見）。南の覡。

『夜明けの唄(4)』超個人的レビュー！

ストーリー
絵
エロス
アルトの不思議な力の源泉がよりにもよって…

アルトの癒しの力の源泉が、「自身が半分黒海だから」という皮肉な展開に脱帽です。

『夜明けの唄(4)』ネタバレ感想

新月の日、東の覡の片割れ・ラウナが南の覡小屋をいきなり訪れます。

東の覡はダナとラウナの双子で一人とカウントされていて、黒海と闘うのがダナ、ビジョンを見るのがラウナと役割分担しているようです。

ラウナはビジョンでレティやエルヴァたちの作戦会議が行われると知り、やってきたのでした。

ラウナはビジョンに詳しく、ビジョン＝「海が持ってる記憶情報」なのではないかとあたりをつけています。
ラウナは帰る前に、アルトにでっかい問いを投げていきます…「あなたは何者？」

そして後日、エルヴァはシヨンの屋敷を一人で訪問します。

エルヴァは「この島どうなってるんだ」と問い質したくて訪問したのですが、シヨンに納屋で庭師の男から受けた性的虐待のことを思い出させられてしまいます。
エルヴァから「黒海が人を乗っ取る」と聞いても、シヨンは徹頭徹尾傍観者気取り。

一方アルトは、エルヴァがシヨンの屋敷へ行ったと聞いて追いかけてきますが、ニナと少し話しただけでエルヴァに引っ張られて覡小屋へと帰ります。

元死刑囚のセリフから、

• 黒海は仲間の気配がわかる
• 人間を乗っ取れる条件はわからない

ことがわかりました！

ある日エルヴァはスマホを触っているジュノに、外の世界では同性愛は責められないのかと聞きます。
そこでジュノはエルヴァにさまざまなゲイの写真を見せますが、なかにはハードなものも！

裸の写真を目にして、エルヴァは庭師の男にされたことが性的なものだったと自覚しました…

さらに、アルトは島民から古い手記をもらいます。
そこにはビジョンにまつわる覡の残酷な歴史がーー！

『夜明けの唄(4)』の個人的推しポイント

4巻の個人的な見どころをまとめました！

1.アルトの正体が明らかに！

アルトが黒海に襲わない＆墨痣を癒せる理由が明かされました。

2.死んだはずの東の覡…

エルヴァと仲が良かった東の覡が生きて（？）いました！

8年眠っていたってどういうこと？　なんであの状態で生きていられた？　など、謎は深まるばかりです。

3.コノエが活躍

地味にコノエが好きなんですけど、エルヴァと友情のようなものについて話してるシーン良かったです…

似た者同士な感じで、カプとしてでなく好きな組み合わせ！

【ここまでの『夜明けの唄』の謎】

夜は海が黒くなり人を襲う	黒海はあの島にしか現れない。なぜかは未だ謎
黒海は人を乗っ取ることができる（海に人格がある？）	乗っ取れることは乗っ取れるが、詳しい条件はまだ不明
アルトは黒海に襲われない	アルトは黒海と人間のハーフだから。むしろ黒海から崇拝されてる　←New！
アルトは覡の墨痣を癒せる	覡の体に染みついた黒海の成分に、黒海とのハーフのアルトが消えろと命令していただけだった　←New！
覡の力は常に6人に出現する	この島ではそういうものらしい…
いきなり普通の子どもに覡の力が現れる
覡は黒海で未来？が見える	黒海が見せるビジョンはラウナ曰く「海が持ってる記憶」 過去だったり未来だったりするが、現実らしい

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