ユノイチカ『夜明けの唄(3)』ネタバレ感想｜衝撃！島の外の世界は…

ユノイチカ先生の大人気ファンタジーBL『夜明けの唄』。
3巻はアルトとエルヴァの仲がますます深まり、さらに島の外の衝撃の真実も明らかに！

本記事は『夜明けの唄』3巻のネタバレを含む感想です。
未読の方はご注意くださいませ！

『夜明けの唄(3)』こんなワードが刺さる人におすすめ！

#年下攻め
#ワンコ攻め
#巫子
#ファンタジー
#体格差
#展開がじっくり

衝撃の設定や新キャラなどが明らかになり、ますますファンタジー世界が奥深くなってきました。

『夜明けの唄(3)』書誌情報

著者	ユノイチカ
レーベル	fromRED
出版社	シュークリーム
発売日	2022年10月15日

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『夜明けの唄(3)』カップリング

アルト（アルトノウル）…18歳。エルヴァの従者。

×

エルヴァ…26歳（16,17歳の外見）。黒海と戦い島民を守る覡（かんなぎ）。

『夜明けの唄(3)』超個人的レビュー！

ストーリー
絵
エロス
クーデレ受けのやきもち大爆発！

初めてベッドインしたアルトとエルヴァですが、えっちシーンの描写は軽めです。
しかしエルヴァ様の表情がめちゃくちゃエロいんだなぁ！！！

『夜明けの唄(3)』ネタバレ感想

行方不明だったアルトを見つけた新月の夜から一か月。
新月の日は黒海が現れないので、「またいちゃいちゃするのか」とそわそわしているエルヴァに、アルトは昔話をさせます。

つっかえつっかえ生い立ちを話すエルヴァ。
エルヴァは身寄りのない子どもで、シヨンの屋敷の気がおかしくなった元メイド（？）に拾われたのでした。

また、アルトがエルヴァのもとに来るようになった頃に、死んだと聞かされた東の覡のことなども、エルヴァは泣きながら話します。

一方、領主の屋敷ではシヨンの妻・ニナが女の子を出産。

何故かアルトに執着を見せるニナは、屋敷にアルトを招待しました。
きちんとした服を仕立てるために、仕立て屋の友人・エイナルを訪れ、ついでにエルヴァ様とのあれこれを聞かれまくります。

いつもと違う襟付きの服を着たアルトに盛り上がり（？）、エルヴァからアルトに触れますが、エルヴァは幼いころから隔離された生活なので男同士のセックスが分かってない！

そしてついに！　触りっこですが、2人はそういう関係に！

さらに物語は急展開を迎え、アルトは領主邸へ向かう途中、レティが黒海に入っても襲われない＆レティのタブレットを発見します！

同時にエルヴァの覡小屋には、新キャラ・ジュノが瀕死のマニエリを連れてやってきて、エルヴァは大混乱。

ここで次々とこの島に関する新情報が出てきます！

• 覡の力は常に6人に出現する
• 黒海はこの島にしか現れない
• 黒海は島の人間しか襲わない
• 島はずっと外界とつながっていた

マニエリはアルトの治癒の力で息を吹き返しました。

しばらくアルトと触れ合っていないエルヴァは、アルトといちゃいちゃする夢を見るけれど、東の覡の形をした罪悪感がひっついて離れません…

そんな中修道院から大巫女がやってきて、エルヴァの首筋にキスマークを見つけーー！

『夜明けの唄(3)』の個人的推しポイント！

物語が新展開を見せた3巻、ポイントをまとめました！

1.世界観が揺らぐ事実！

島の外はスマホのあるバリバリの現代でした…

外界と交流できるのは領主だけで、島は現代の便利な生活と隔絶され、島民は中世で時が止まったような生活を送っています。
島民が外の世界を知っていて自分で選んだ生活ならいいかもしれませんが、最初から外の世界を知らないのが問題ですよね。

2.ついに大人の服に袖を通してくれました

大巫女に反抗し、「一人の人間として愛し愛され幸せを感じること」への罪悪感を吹っ切ったエルヴァ。

東の覡は、エルヴァの中の罪悪感を具現化したようなものなんでしょうね。

3.ニナの真っ黒い目は！？

あの乗っ取られた死刑囚と同じ目のニナ！　ということは……

【ここまでの『夜明けの唄』の謎】

夜は海が黒くなり人を襲う	黒海はあの島にしか現れない。なぜかは未だ謎
黒海は人を乗っ取ることができる（海に人格がある？）	今のところ、死刑囚とニナは元黒海で確定か
アルトは黒海に襲われない	4巻で明らかに！
アルトは覡の墨痣を癒せる
覡の力は常に6人に出現する	この島ではそういうものらしい…
いきなり普通の子どもに覡の力が現れる
覡は黒海で未来（？）ビジョンが見える	1巻冒頭のエルヴァが自分の死に際（？）を見ていたり、双子の片割れラウナが見たビジョンを絵に描いていたりする ビジョン＝未来に起こることかどうかはまだ分からない

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